Go hiking with KUKKA

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屋久島の旅と山歩き|KUKKA佐藤の気まぐれエッセイ 9年ぶりに屋久島へ。両親と妹家族と過ごした旅の記録です。初日はゆっくり過ごし、空港近くの宿のまわりを散策。お買い物を楽しみました。

屋久島の旅と山歩き|KUKKA佐藤の気まぐれエッセイ

夏休み、両親と妹家族と屋久島へ行ってきました。

以前から母はことあるたびに、
「いつか縄文杉を見てみたい」
と言っていましたが
お互いに仕事をしていて、
まとまった休みを合わせられず、
先送りにしてきました。

でも会社員生活に
ピリオドをうった今年の夏。
この機を逃したら
次、いつチャンスが訪れるかわからない。

そう思い立ち、半ば強引に、
父と妹たちも巻き込んで企画した家族旅行。

両親と大阪で合流し、
直行便で屋久島へ向かいました。
しばらくぶりのプロペラ機には
ちょっと緊張しましたが、
天候が安定していてほとんど揺れませんでした。

10分ほど手前に見えた種子島は真っ平。
平地が広がっていましたが、
屋久島は遠目に見ても山深く、
層を成す峰々に神聖な空気を感じます。

皆で2週間前から
体調の変化には敏感になっていたので、
揃って元気に屋久島へ
たどり着けたときにはひと安心。

東京から出発したわたしは特に、
地元の方との接触に注意をはらっていましたが、
コロナ対策に完璧ということはありません。

帰ってきて2週間が経過したとき、心底ホッ。
ようやく旅の記録を書き止めておこうという
気持ちが湧いてきました。

***

今回の旅で大切にしたかったことは、
普段、1歳と2歳の子育てと仕事を頑張る妹夫婦が
無理することなく、島を堪能できること。
この旅を誰よりも心待ちにしていた母が
縄文杉に会えること。
そして、旅が億劫になっている
父にも楽しんでもらうこと。

そこで、空港すぐそばの、施設が整っていて、
温泉が気持ちよくごはんもおいしい
縄文の宿まんてん」を拠点にしました。
子どもたちが思いっきりはしゃいでも
気にせず過ごせるよう、
お部屋はコテージタイプに。

旅の初日は、
お盆休み中の飲食店が多かったので、
昼食は空港のレストランでいただきました。

その後、宿に荷物を置いて
ひと休みしてから、まわりを散策。
炎天下、汗が止まりませんでしたが、
時折吹く海の風と香りに、
旅気分を盛り上げてもらいました。

まずは5分ほど歩き、「ぷかり堂」さんへ。
海と空の色がよく似合う
可愛らしいたたずまいの雑貨店です。

島のモチーフを取り入れたアクセサリーや
屋久杉を使った木のカトラリーや雑貨の他、
美味しそうなものもたくさん取り扱っていました。

屋久島では来年3月まで、
2000円で5000円分の商品券を
購入できるキャンペーン中で、
家族のお財布はゆるゆるに。

山で葉っぱのデザインのピアスをつけると
元気が出そうだなとか、
自宅で屋久杉のカトラリーを使ったら
旅気分を思い出せるかなとか……

旅のはじまり、
妄想しながらのお買い物は、心躍る時間です。

わたしは結局、悩んだ末に、
最北端の港町で焙煎されたコーヒードリップと
トビウオ(あご)の粉末だし、生はちみつ、
屋久島で汲んだ海水で薪で炊いて作られた塩、
そして写真を撮る前に食べ切ってしまった
よもぎ風味の黒砂糖を購入しました。

蜂の行動範囲は半径2〜3Kmといわれていて、
はちみつは、旅した土地を味わうのにぴったり。
そのお話を聞いて以来、
お土産に必ずチェックするもののひとつです。

お宿のすぐ前の、
屋久杉工芸品を扱う「杉の舎」さんにも立ち寄り、
姪にそっくりの屋久ザルのキーホルダーを買って、
この日の行動はおしまいに。

翌日の縄文杉を目指す山歩きは、朝4:15集合。
お宿で朝食と昼食のお弁当をお願いし、
早めに眠りにつきました。

余談ですが……
空港レストランで食べたお昼ごはん、
わたしは軽く済ませようと、
屋久島そば(1000円)を選んだのですが、
トッピングの燻製サバと練り物もおいしく、
とろろとトビウオの天ぷら付き!


想像以上のボリュームでお腹いっぱい、
愉快な旅のはじまりとなりました。

続きは、また!
2日目に母と縄文杉ルートを
往復した記録を書く予定です。